【危機】スーツの需要が右肩下がり。紳士服が必要な人はいるのか?

仕立て屋のショーウィンドー
アルパカ生地

近頃のスーツ業界は危機に陥っているのは皆さんもご存知ではないだろうか?
コロナ禍が大ダメージを与えたのは、間違いない。
しかし、時代背景、文化継承等の理由が前から言われていた。

そんなスーツは需要があるのだろうか?
こちらの記事をお読みになれば、スーツ業界がなぜ困っているのかわかるようになっています。

ビジネス服のスタイルが変わっている

ビジネス=スーツ
このイメージはすぐにでも取り払った方がいいでしょう。

高度経済成長期であった、1960年代からスーツの需要は高まった。
西洋文化が日本で主流になり、背広とも言われているが、横文字のスーツと呼ばれるのが一般的になった。

日本では、見た目より中身。といった美徳があります。
実際に恰好がいまいちでも、性格を重視する日本人の傾向はビジネスでも恋愛でも言われています。

そんな考え方が近年強まっているのです。
その影響はアメリカであると著者は感じています。アメリカは多文化主義を掲げており、様々な人種が生活をしています。そうなると互いの文化を尊重しあわなければ、共存できません。

2016年から2020年にかけて米国大統領であったトランプ氏は差別などで多くの問題を取り上げられていましたが、こちらがいい例です。

人は見た目で判断しない時代に差し掛かったいま、恰好は個人を尊重し、また委ねる企業が多く出てきたのです。

もっといえば、2006年から株式会社の場合1,000万円以上、有限会社の場合300万円以上と資本金の最低金額が設けられていました。しかし、この制度が廃止され、多くのベンチャー企業が出現したのです。

ベンチャーの強みは、大手会社がしていないことを取り組むことにあります。
その一つが、出勤時の服装なのです。

コロナ禍で着用する価値が下がったが、スーツの価値は下がっていない。

スーツを取り扱う方やスーツが好きな方はなぜスーツを知人やお客様に勧めますか?

一番多いのは「かっこいい」からではないでしょうか?
このかっこいいというのは、見た目にだけではなく、内面のことも指しています。

コロナ禍においてスーツの需要は確実に下がっています。以下の記事をご参照ください。
Yahooニュース:スーツ不振が長期化 大手4社の赤字続く(出典:東京商工リサーチ)

ただし、スーツを着用する価値は下がったが、スーツの価値が下がったわけではないと考えます。スーツは自分がかっこよく着こなす側面もありますが、元々英国の富裕層が位を定めるための象徴でした。

そこには伝統や文化が反映されており、相手に与える印象やインパクトがあります。
スーツを着用している世代やスーツを重んじた文化にいる方とのオンラインミーティングなどでTシャツ等のカジュアルな恰好をしていたら、相手はあなたに信頼を置くかというとそうではないと思います。

スーツはTPOに応じて需要はありますが、その場が少なくなっているだけで、スーツが持つ伝統や文化の価値は下がっていないです。むしろ、需要がないからこそ、スーツを着用している人は、好印象を与えられるチャンスでもあると感じます。

富裕層に需要は常にある

一般的に富裕層と言われる方は華やかなイメージがある。
なぜ彼らが華やかななのか、深く考えたことはあるでしょうか?
上品で、華やかである理由は、「歴史や文化」があるから。

イギリスは君主国家であり、未だに英国内では、階級社会です。
世界史を辿ると、イギリスは世界でもトップ国でありました。
その国が貴族社会であるがために、世界の富裕層はイギリス文化が中心なのです。

そのため、ドレスコードはTPOで違い、その知識があるのは当たり前で、それがなければ貴族の方々とともに時間を過ごすことはできないのです。

その地位に昇り詰めるまで、どれだけの想いがあり、努力をしてきたのか。
彼らにとって舞踏会やガラパーティーなどの伝統は、コロナ禍でなくなるような薄い伝統ではないのです。

堅苦しい印象があるかもしれませんが、パーティーに全く同じ恰好で行かれる方は少ないでしょう。主催者、季節、場所、時間、時代、パートナーの服装、天気などによって、新調しているのです。

そのため富裕層の需要は減るどころか、これからも増え続けるのです。時代の追い風があればあるほど、彼らの価値は高まってくのだと感じます。

最後に

数字を見れば需要や供給の絶対数は見えますが、私たちには見えないものが大きく影響していることも少なくありません。

スーツやコートなどは人がいないと存在しなかったものです。
人が築き上げてきたものが全体的に衰退することはあっても、需要がなくなることはないでしょう。

私がこの時代に2021年からアルパカ生地に特化したオーダーメイドコート&ジャケットを始めたのもサステイナブルな時代とクラシックの融合ができると確信しているからです。

スーツやコートの需要がなくなることはないと断言できます。

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